たねやつの木

写真、HDR画像の編集技法などを書いています。

お金と時間をかけずに球体画像を作成。(GIMPで極座標変換)


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成果物

こんな感じの画像が出来上がります。惑星風写真といわれているものです。

f:id:ibuquicallig:20170923192000p:plain

元画像

後の工程でトリミングする前の画像はこんな感じ。

a specutacular from harb garden-2

作り方


GIMPのインストール

まずはGIMPをもっていない方はインストールしてください。

GIMPとは、ざっくりと説明するとPhotoshopと同じぐらい自由度の高いペイント・画像編集ソフトです。オープンソフトウェア(無料)という点を考慮すれば最も優秀な画像編集系のソフトかもしれません。

GIMP - Downloads

ページ中段ぐらいにある"Download GIMP X.X.XX directly"のほうを選択するとダウンロードをできます。

ゲットしたEXEファイルを実行してインストールを進めてください。残念ながらインストール時は日本語を選択できませんが、導入後はしっかりと日本語になっているのでご安心を。

起動してみると猫ちゃんの画面が表示されると思います。

f:id:ibuquicallig:20170923192241p:plain

今回は特にウィンドウを追加したりせずに上のメニューから動作を選択して行いたいと思います。


球体にしたい画像の選定

基本的には

  • 屋外
  • 建物
  • 広角
  • 対象物の高低差がはっきりとしているもの

な画像が見栄えがいいと思います。空が大きく写りこんでいる場合は、トリミングを行いましょう。

画像をドラッグアンドドロップでもいいのでGIMPに読み込ませてください。

あるいはツールバーの[ファイル] > [開く/インポート]から読み込ませてください。


背景を透過させるための下準備

※球体にした際の余白を透過させる必要が無い人は不要です。

むしろ効果として余白を黒で塗りつぶすと宇宙感が出てステキな場合もありますのでぜひ試してみてください。

ツールバーの[レイヤー] > [透明部分] > [アルファチャンネルの追加]を選択してください。以上で設定は完了です。


画像のトリミング

トリミングは必要?

空などの対象物が写っていない空間は基本的に削除した方がいいです。

以下の写真を見比べてみてください。

f:id:ibuquicallig:20170923192353p:plain

f:id:ibuquicallig:20170923185811p:plain

どちらのほうがビビッとくるでしょうか?笑

さらに上のほうを切り取って建物だけに集中させると、

f:id:ibuquicallig:20170923192000p:plain

こんな感じになります。個人的にはこれが一番好きです。

ついでに先ほど述べた背景を黒く塗りつぶすと、

f:id:ibuquicallig:20170923192954p:plain

こんな感じになります。この場合はむしろトリミングせずに16:9のままのほうがかっこいいかもしれませんね。もしくは写真内の空が夜であればより惑星風になるかもしれないです。

f:id:ibuquicallig:20170923200336p:plain

あるいは、円周付近の色で塗りつぶすか… やっぱりもともとパノラマで撮影したものの方がキレイにできますね…


トリミング方法

ツールバーより[ツール] > [選択ツール] > [矩形選択]を選びます。ペイントソフトとかでも良くあるし角形の選択方法ですね。

そしてトリミングしたい部分を四角形内に収めます。このときに若干ズームアウトして写真外の余白を表示したほうが選択しやすいです。

ズームアウトはCtrlキーを押しながらマウスホイールを下に動かすか、GIMPの画面下にある%の部分を選ぶとできます。

f:id:ibuquicallig:20170923192431p:plain

そしてその状態からDeleteキーを押すと選択範囲を削除できます。このとき先ほどの透過設定をしている場合は切り取った部分が灰色のチェック模様になっているはずです。なっていない場合はもう一度透過の設定からやり直してみてください。

最後に、忘れないように今行った選択範囲の解除を行います。エスケープキーを押すか、右クリック > [選択] > [選択の解除]をします。

これができていないと次の極座標変換でうまいこと変換してくれませんのでご注意を。私が一番はまった箇所です。。。


極座標変換

いよいよ球体に画像を変換していきます。といってもやることは今までの作業と比べると楽チンです。

ツールバーより[フィルター] > [変形] > [極座標]を選択します。

パラメータで絶対に設定しなければならない箇所は、

  • 円の丸さは100%
  • 上側からのマップのチェックを外す
  • 極座標へのチェックを入れる

です。角度オフセットをいじると元画像の左端と右端が合わさる線が動きます。実際にやってみたほうがわかりやすいです。

以上で画像は出来上がったと思います!

うまくいかない場合は多分トリミング時の選択解除を忘れているか、上側からのマップのチェックを外し忘れていると思いますのでもう一度確認してみてください。


後処理

これで出来上がりでもいいかもしれませんが、なんだか球体が小さくないですか?さらにトリミングをして余白を削りましょう。

先ほどと同じように矩形選択を用いて球体の直径と同じ辺の長さの正方形で選択します。

こんな感じで縦と横を別々に調節したほうがやりやすいです。

f:id:ibuquicallig:20170923192516g:plain

その状態で[画像] > [キャンバスを選択範囲に合わせる]を選択します。これで画像の大きさは整います。


保存

最後に保存ですが、[ファイル] > [名前をつけて保存]を選択するとGIMP上のプロジェクトとして保存されます。

なのでJPEGやPNGで保存するには[名前をつけてエクスポート]を選択します。

透過設定をした場合はpng形式で保存して下さい。


完成!

以上で完成です!

長々と書いていますが、慣れれば数分もかからないので高速に作成できるようになります。

本当ならばもっと適切な画像(高層ビルいっぱい)でやりたかったのですが、なぜかそういう写真が手元に無く…笑


どうしても避けられない点

この球体画像でどうしてもうまいことできない点は、元画像の両端が合致する部分が不自然ということです。

何とか目立たないようにするには撮影する段階で両端が大体揃うように撮らないといけませんね!


最後に

以上で球体画像の作り方講座おしまいです。

変換時に設定を変えることによってドーナツ状の画像を作ったり、建物の形にトリミングしてさらに立体感を出せるのですがそれは追々記事にしますのでお楽しみに!

何か不明点などがあればコメントいただければ返答いたしますのでお気軽にヨロシクどうぞ!


参考サイト Photoshop パノラマ写真から簡単に惑星風写真を作る方法 | Go-Nextブログ