この記事では
以前に紹介しました、万年筆とGペンを改造してカリグラフィー用のペンを作るという記事について、
作り方を紹介したっきり、肝心の書き方などについて特に触れていなかったので記事にしてみます。
こんな感じの動画内の文字を書くために必要なテクニックなどを紹介いたします。
ペンは傾けずに持つ
まずはペンとノートの位置関係について。一番最初に慣れなければならない点だと思いますが、逆にここを抑えてさえいればなんとなくそれっぽいのがかけるようになります。(笑)
ペンはノートの罫線に対して垂直に構えてください。
(左利きで申し訳ないですが、)このような感じにまっすぐとペンを持ってください。
普通にシャープペンシルやボールペンを握ったときには、罫線に対して大体45度の角度だと思います。
余談ですが、私は左利きでかつかなり癖のある持ち方をしています(笑)
ちょうどこの方の持ち方と同じです。逆にカリグラフィーをはじめてから持ち方が若干矯正されたような気もします。
そんなことはさておき、右利きでも左利きでも罫線に対して垂直に構えることが重要です。垂直に構えられたら左利きでもカリグラフィーを十分に楽しむことができます。
少し傾斜を書けた文字をいきなり書きたいかもしれませんが、まずは垂直で力のかけ方の基礎をみっちり覚えてしまいましょう!
そこから少しだけペンに角度をつけると書けるようにはなります。
なんで垂直に?
以下の画像を見てください。
私の練習帳からですが、
縦線だけが極太となっており、曲線や横線などは極細になっていると思います。多分この記事を見ている方はこういう感じの文字が書きたいのではないでしょうか?
縦線の時のみに線を太くするためにはどうしてもGペンの構造上、垂直に持つ必要が出てくるのです。
次項目の動画を見てみるとペン先の動きが良くわかります。
太いところは強く、細いところは弱く
文字を太くするときは力強く、ペン先を紙に対して押し付けましょう。ボールペンではもちろんやってはいけない行為ですね(笑)。ましてや万年筆でなんか...
Gペンは、ペン先を押し付けることによってペン先が開き、紙とインクの接線が増える特徴があります。
以下の動画の2分22秒頃からを見ると、ペン先の開閉度合いがよくわかると思います。
基本的には文字の縦線を書くときに力を入れて、横線や曲線部分では力を抜いて極力細い線で書くと綺麗に見えます。
難しいのが直線から曲線へのカーブを滑らかに書くことですが、なれないうちはペンを紙から離すような感覚で書いてみましょう。
文字はでっかく!
最初はあまり勇気が出ないと思いますが、小さい文字で書いているとどうしても繊細な力加減を求められるので初心者の方は、文字を大きく書きましょう。
また、あまり質の良くない紙で書いていると線の幅に対してインクが載りすぎてしまい、文字が滲んで台無しになってしまいがちです。
Gペンの出せる一番太い線の幅に合うぐらいの大きさの文字で練習することによって、力のかけ方とここまで力を入れてもGペンが壊れないという安心感(?)を得ることができ、ガンガン文字を書いていけます。
それに大きく書いたほうが見栄えがいいですね!
最後に
以上が私が始めた頃に気をつけていた点と、こうしたらもっと上達した!という点でした。
もう一度まとめると、
- ペンを罫線に対して垂直に構える。
- 線を太くしたければ強く押し付け、細くしたければ弱く(紙から離す)。
- 小さい文字は難しいのでまずは大きな文字で書く。
という3点です。少しでもカリグラフィー仲間が増えるといいですね!