たねやつの木

Photographs, Keyboards and Programming

【ComfyUI x Qwen-Image-Edit-2509】まるで本物?AIで作るミニチュア風カーフォトの世界

こんにちは、たねやつです。

「もし自分の愛車が、書斎に飾れるくらい精巧なミニカーだったら…」 車好きなら、一度はそんな夢想をしたことがあるのではないでしょうか。自分の車が、まるでコレクションの一つであるかのように、小さな世界に存在する様子を想像するのは楽しいものです。

驚くべきことに、AI画像編集モデル「Qwen-Image-Edit-2509」を使えば、その夢をAIで簡単にビジュアル化できてしまいます。

この記事では、本物の愛車の写真を、まるでミニチュアモデルのように加工する、クリエイティブなプロンプトと手順を解説します。

元になる愛車の写真

まず、加工の元となる主役の愛車の写真を用意します。今回は、斜め前からのアングルで、車の全体像が分かりやすいこちらの写真を使います。

この「本物」の車が、AIの力でどのように「模型」へと生まれ変わるのでしょうか。

ミニチュア風画像を生成する(プロンプトと結果)

それでは、実際にプロンプトを入力して、ミニチュア風の画像を生成していきます。

実践:書斎のデスクに飾られたミニカー

最もイメージしやすい、デスクの上に飾られたミニカー風の画像を生成してみましょう。ポイントは、スケール感を出すために「1/18スケール」と具体的な数字を入れることや、背景をぼかす(浅い被写界深度)ように指示することです。

使用したプロンプト
Make the car in the image look like a hyperrealistic 1/18 scale die-cast model. Place it on a modern wooden desk next to a laptop and a coffee mug. The lighting should be like a bright indoor room, with soft shadows. The focus should be sharp on the model car, with the background slightly blurred (shallow depth of field).
結果

素晴らしいクオリティです。AIが元の車を「模型」として再解釈し、指示通りデスクの上に自然に配置してくれました。背景のボケ具合や、室内の照明がボディに反射する様子が、見事にミニチュアの質感を演出しています。ナンバープレートの文字が崩れがちなので適宜delete lisense number plateなどを追加してあげるとクオリティが上がるかと思います。

まとめ

今回の検証で、Qwen-Image-Edit-2509は、単なる写真の修正・加工だけでなく、「スケール感」や「質感」といった、より抽象的で概念的な指示を理解し、被写体の意味合いそのものを変えてしまうほどの力を持っていることが分かりました。

プロンプト一つで、現実の風景をまるで箱庭のように見せたり、本物を精巧な模型に変えたりすることができます。これは、愛車を様々な形で表現する、新しいクリエイティブツールとしての大きな可能性を感じさせます。ぜひ、皆さんの愛車でも試してみてください。

参考・引用