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一連の記事の最終的な目標に関しても上記の記事をご覧ください。 Apache(WEBサーバー)の導入と作成したテストページの表示までです。
Raspberry Pi 3 MODEL B 【RS正規流通品】
- 出版社/メーカー: Raspberry Pi
- 発売日: 2016/01/28
- メディア: Tools & Hardware
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今回の目標
- HTMLでボタンを表示させる。
- ボタンを押した時に別のページに移動する。
- javascriptでボタンを押した際に処理を実行する。(過去記事の紹介)
最後のjavascriptに関しては今後とくに使う予定はありません。
今回もがんばりましょう!(´ω`)
ボタンの作成。
前回作成したtest.htmlと同じディレクトリ(/var/www/html/
)にbutton.htmlというファイルを作成します。
その中に以下のように記述してください。
<button onclick="location.href='./test.html'">jump to test.html</button> <input type="button" onclick="location.href='./test.html'" value="jump to test.html"></input> <a href="./test.html">jump to test.html</a>
保存して、http://192.168.xxx.xxx/button.htmlにアクセスしてみてください。192.168.xxx.xxx
は
Raspberry PiのIPアドレスです。IPアドレスの表示方法は前回の記事を参考にしてください。
ボタン2つとリンク1つが表示されたでしょうか? HTMLは明確なエラーをパッと表示してくれないのでミスがわかりにくいような気がします...(笑)
表示されない、なんか崩れて表示される(ボタンの枠内に文字が表示されないなど)という場合は、 クォーテーションやカッコの数が間違っていないかを確認してください。
一つボタンで無いものも混じっていますが、あとでCSSを追加してあげるとボタンのようになります。
<button>
, <input>
, <a>
で作成する3種類が主かと思います。
以降の記事では<a>
で作成したリンクにCSSでボタンっぽい装飾を追加する方法をとります。
説明
<button onclick="location.href='./test.html'">jump to test.html</button>
<button>
タグで作成しています。というか勘で作ってみたら動きました(笑)
<button
のあとに続くものが属性というもので、タグに対しての設定のようなものです。
onclick="location.href='./test.html'"
はonclickという設定に対して"..."という値を設定するという感じですね。
onclick
はボタンをクリックした時という意味です。
onclickの値に、さらに属性と値(location.href='./test.html'
)がありますが「./test.htmlに移動する」という感じです。
ファイルの場所を指し示す場合に頭に./
とつけると「現在のディレクトリ」という意味になります。なにも書かずにtest.html
としても同じ結果になります。ですのでtest.htmlとbutton.htmlは同じディレクトリにいる必要があります。
<input type="button" onclick="location.href='./test.html'" value="jump to test.html"></input>
1つめとほぼ同じです。inputタグの属性にtype=""
とあり、そこでボタンタイプを選択しています。
type="text"
とすると文字入力ができるテキストボックスになります。
<a href="./test.html">jump to test.html</a>
率直にいってこれはボタンではありません! WEBページで使われるアンカーリンクです。→ https://google.com
href
に対してリンク先を設定します。href
はHyper REFerence
の略だそう。
HTMLのHもHyperなのですが、なぜこんなにハイパー好きなのでしょう(笑)
CSSでアンカーリンクをボタンっぽくする
ボタンにクラスを設定する。
先程の<a>
タグの属性にclass
を追加します。classを追加することによって、CSSが修飾すべき対象として認識することができるようになります。
とりあえず、
<a class="button" href="./test.html">jump to test.html</a>
として、button
というクラスを設定します。
CSSを書き足す。
CSSを設定する際には、
- HTML内に追記する。
- 別ファイルにCSSだけを書いて、HTMLファイル内で読み込むようにする。
の2パターンがありますが、今回は前者の方法で進めます。 本格的にWEBページを作り始める時はCSSの記述を別ファイルにまとめます。
CSS定義をHTMLファイル内に追加するには<style>
タグをbutton.htmlの文頭に追加します。
<style> </style> <a class="button" href="./test.html">jump to test.html</a>
<style>
タグの中にCSSを書いていきます。
ボタンのCSSに関してはコチラのサイトが大変参考になります。
使いたいボタンのCSSをコピペして貼り付けます。一番上のボタンの場合、button.htmlの中身は
<style> .button { display: inline-block; padding: 0.5em 1em; text-decoration: none; background: #668ad8;/*ボタン色*/ color: #FFF; border-bottom: solid 4px #627295; border-radius: 3px; } .button:active {/*ボタンを押したとき*/ -ms-transform: translateY(4px); -webkit-transform: translateY(4px); transform: translateY(4px);/*下に動く*/ border-bottom: none;/*線を消す*/ } </style> <a class="button" href="./test.html">jump to test.html</a>
といった感じになります。.
の後ろが対象のクラス名になるので、square_btn
から
button
に変更しないと適応されません。
ボタンが希望のデザインになったでしょうか?そしてページの遷移はちゃんとできるでしょうか?
出来ている場合は今回の記事の主だった内容は完了です。
Javascriptで背景色を変更するボタンを作る
過去に作成した記事を紹介しておきます。
次の記事
HTML文書として備えるべき内容を追加する。