たねやつの木

Photographs, Keyboards and Programming

Chromebook(C101PA)がやってきた。 (2 - テキストエディタ Caret)

こんにちは、たねやつです。

Chromebook紹介、第二弾です。使い始めて10-20時間ってところでしょうか。 Youtubeをみたり、Amazonプライムビデオを試したりしていますが、非常に快適です!

エディタ以外のアプリの使い心地何かについては第三弾の記事でまとめようと思います。

今回は今のところ使いやすいと思っているエディタに関して紹介いたします。

前の記事

前書き - なぜテキストエディタにこだわるのか?

以前にも幾つかテキストエディタの紹介を行っているような気がしますが、普通のメモ帳やはてなブログの画面からと異なって、

  • ハイライトで見た目もよくなりテンションアップ
  • 補完機能で更に生産性向上
  • 書きやすさ = 記事の生産性(文字数/費やした時間)の向上

という利点があります。書くということが楽しい!ということもブログを続ける上では大事な要素だと思いますので。

Windows, Linux環境ではNetbeans + Markdown形式で書いています。本来はプログラミング用のエディタ(IDE)なのですが、補完機能・ハイライト機能が非常に優秀で使っています。

Caret Mod

今回発見したのが、Caret Modというテキストエディタです。

もともとはCaretというテキストエディタがあるのですが、これを日本語入力向けに改良したものがCaret Modになります。

作成者さんが日本人なのでリリースノートなんかも日本語になっています。

Screenshot 2018-05-03 at 01.38.43

パッと使ってみてのCaretとCaret Modの変更点は、

  • 日本語を含んだフォントを内蔵している(Myrica, RictyDiminishedなど)
  • 言語変換のキーバインドctrl + spaceの競合を解消
  • 日本語入力時の変な制御文字が出ない
  • 一部UIの変更・日本語化

といった感じです。特に3番目に関してはどう頑張っても設定ファイルを弄るだけでは消すことはできなかったのでありがたいです!

環境設定

ハイライトの設定

設定 > 環境設定から設定を変更していきます。クリックするとuser.jsonというファイルが開きます。

このファイルに修正を加えて保存すると即反映されます。

  "defaultTheme": "chaos", //This should be any of the supported Ace

defaultThemeの値、chaosの部分を変更するとシンタックスハイライトの色を変えることができます。

デフォルトが何かを失念しましたが、ここを変更すると右下の女の子の絵が消えます(笑)

私は上にあるようにchaosというテーマを使用しています。色のメリハリがいい感じです。

フォントの設定
"fontFamily": "RictyDiminished",

の値を変更するとフォントを変更できます。等幅フォント以外を指定すると画面が崩れます、、、

デフォルトのMyricaそのままでもとても見やすいですね!

その他変更した設定
フィールド 設定した値 内容
trimTrailingWhitespace false 行末の空白を保存時に削除しないようにする。
MarkDown形式では文末の空白で改行するので削除すると問題となる。
useTabs true Tab挿入時、タブで挿入(デフォルトは空白)
lineEndings unix 改行コードをLFに設定
lineHeight 1.1 行の高さを設定。少ないほど低くなる(文字が密集)
fontSize 18 コレぐらいがちょうどいい

ショートカットキーの設定

設定 > ショートカットキーから設定を変更していきます。クリックするとkeys.jsonいうファイルが開きます。

行削除の追加

何故かデフォルトでは設定されていませんが、Caretのコアな部分となっているAceというテキストエディタには実装されており、同じコマンドがCaretでも実行可能なようです。

(参考: https://github.com/thomaswilburn/Caret/issues/419)

行削除のデファクトスタンダード(?)的なバインドはCtrl + Dなので、 その部分を修正します。もとに戻せるようにコメントアウトで残しておきましょう。

//"Ctrl-D": "sublime:select-or-more-after",
  "Ctrl-D": { "ace": "removeline" },//行削除を追加

保存すると行削除できるようになります。

ちなみにkeys.jsonに定義されていませんがCtrl + Shift + Dで行複製ができます。

以上で設定は完了です。

最後に

起動後2-3秒で立ち上がるのでとても気持ちのいいエディタです。(ChromeOSの特性かな?)

Androidで使用できる他のMarkdown形式に対応しているテキストエディタとしてJota+などありますが、 複数行にまたがる構文のハイライトに対応していなかったりしていますが、Caretならきれいに表示されています。

用意されているテーマもAtomやSublime Textで使用されているようなものが多いのでそのまま違和感なく移行できると思います。

バインドの拡張もある程度融通がきくのでまだまだ拡張の余地はありそうです。

本当はハイライトの色や構文もいじりたいのですが、流石にそこまでは変更することはできず、自前でソースをいじる必要があるそうです。

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