こんにちは、たねやつです。
TodoistやTrello、Microsoft To Doなど、世の中には優れたタスク管理ツールがたくさんあります。UIは洗練されていて、マルチデバイスでの同期も完璧。しかし、これらのツールを使いながら、こんなことを感じたことはないでしょうか?
「このタスク、関連する資料や議事録も一緒に見たいな…」 「タスクは完了したけど、そこから得た学びや気づきはどこに記録しよう?」
タスク管理ツール上では「やること」は管理できても、「それに関する情報」は別の場所(ノートアプリやドキュメント)に散らばりがちです。この情報の分断こそが、知的生産の大きなボトルネックになっているのかもしれません。
最近、海外のObsidianコミュニティ(Reddit)で、まさにこの課題を解決するための素晴らしい議論が交わされていました。多くのユーザーが愛用するTodoistから、Obsidianの特定プラグインへ移行することで、タスクとナレッジを完全に統合しようという試みです。
- この記事でできること
- なぜObsidianでタスク管理なのか?
- 主役プラグイン「Task Notes」の紹介
- Todoistからの移行:2大懸念と解決策
- 実践:Dataviewで最強のタスクダッシュボードを作る
- 最後に
- 参考・引用
この記事でできること
- Todoistなどの外部タスク管理ツールが抱える課題がわかる
- Obsidianでタスク管理を行うメリットを理解できる
- プラグイン「Task Notes」を使った新しいタスク管理フローを学べる
- 外部ツールからの移行に関する懸念点と、その解決策を知ることができる
なぜObsidianでタスク管理なのか?
Obsidianは単なるノートアプリではありません。ノート同士をリンクで繋ぎ、知識のネットワークを構築するためのツールです。ここでタスクを管理する最大のメリットは、タスクとナレッジをシームレスに連携できる点にあります。
- 情報の一元化: プロジェクトの関連資料、議事録、アイデアメモ、そして「やることリスト」がすべて同じ場所に。コンテキストの切り替えコストが劇的に下がります。
- コンテキストの深化: 一つ一つのタスクが独立したノートになることで、そのタスクの背景、目的、関連情報、完了後の振り返りなどを、余すところなく記録できます。
この思想を強力にサポートしてくれるのが、今回主役となるTask Notesプラグインです。
主役プラグイン「Task Notes」の紹介
Task Notesは、「すべてのタスクは、それ自身のノートを持つべきだ」というシンプルな思想に基づいています。
使い方は簡単。Obsidianの標準タスク(例: - [ ] 新しいブログ記事を書く)を作成すると、Task Notesが自動でそのタスク専用のノート(例: Task - 新しいブログ記事を書く.md)を生成してくれます。

このノートの中に、タスクを遂行するために必要なあらゆる情報を集約できるのです。もう、「あの資料どこだっけ?」と探す必要はありません。
Todoistからの移行:2大懸念と解決策
Redditの投稿者も、Todoistから移行するにあたっていくつかの懸念を挙げていました。特に多くの人が共感したのが、以下の2点です。
- モバイルでの素早いタスク追加
- リマインダー機能
ご安心ください。Obsidianの強力なプラグインエコシステムが、これらの懸念に対する素晴らしい解決策を用意しています。
懸念1:モバイルでのクイックキャプチャ
Todoistの「+」ボタンや自然言語入力によるタスク追加は、確かに非常に高速で便利です。しかし、Obsidianでも同様の体験を再現できます。
解決策: QuickAdd プラグイン
QuickAddプラグインを使えば、モバイルのツールバーに配置したボタン一つで、事前に定義したテンプレートに基づいてタスクを特定のノート(例: Inbox.md)に追記できます。一手間設定が必要ですが、一度作ってしまえばTodoistに勝るとも劣らない速度でタスクをキャプチャできます。
懸念2:リマインダー機能
タスク管理にリマインダーは不可欠です。Obsidianもプラグインでこの機能を実現できます。
解決策: Reminder プラグイン
Reminderプラグインは、ノート内のタスクに記述された日時を解釈し、指定した時間にデスクトップ通知を送ってくれます。
書き方は簡単。
- [ ] 重要な会議 @{2025-08-14 10:00}
のようにタスクを記述するだけです。
実践:Dataviewで最強のタスクダッシュボードを作る
Task Notesでタスクをノートとして管理する最大のメリットは、Dataviewプラグインとの連携にあります。Dataviewは、あなたのVault(保管庫)全体をデータベースとして扱い、条件に合ったノートを自動でリストアップしてくれるプラグインです。
これを使えば、自分だけの最強のタスク管理ダッシュボードを構築できます。
今日のタスク一覧
TASK FROM "tasks" WHERE !completed AND due = date(today)
プロジェクト「ブログ執筆」の未完了タスク
TASK FROM "tasks" WHERE !completed AND contains(file.path, "ブログ執筆")
最近完了したタスク
TASK FROM "tasks" WHERE completed SORT completion DESC LIMIT 10
これらのクエリを記述したノートを一つ作っておけば、そこがあなたのタスク管理の司令塔になります。
最後に
Todoistのような専用ツールからObsidianへ移行するのは、単なるツールの乗り換えではありません。それは、タスクを「処理すべき項目」から「自分の知識の一部」へと昇華させる、知的生産のスタイルの変革です。
たしかに、プラグインの設定など、最初は少し手間がかかるかもしれません。しかし、一度自分だけのシステムを構築してしまえば、情報の分断から解放され、より創造的な活動に集中できる環境が手に入ります。
Redditの投稿に多くの共感が集まったように、あなたも「タスクとナレッジの分断」に悩んでいるなら、この新しいタスク管理の形を試してみてはいかがでしょうか。