たねやつの木

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【連載1/5】AIノート革命!あなたの「第二の脳」を作るNotebookLMの基本とビジネス活用

こんにちは、たねやつです。

最近、メモや情報整理にAIを活用するのが当たり前になってきましたね。そんな中、Googleが開発した「NotebookLM」というツールが、単なるAIチャットやノートアプリとは一線を画す存在として注目を集めています。

この連載では、NotebookLMを「第二の脳」として使いこなし、ビジネスからブログ執筆、技術学習まで、あらゆる知的生産活動を効率化する実践的なテクニックを全5回にわたって紹介していきます。

今回は第1回として、NotebookLMの基本的な考え方と、すぐに役立つビジネスシーンでの活用法を解説します。

この記事でできること

  • NotebookLMの基本機能とコンセプトがわかる
  • 他のノートアプリやAIチャットとの違いが理解できる
  • 議事録の要約など、具体的なビジネスでの活用シーンがイメージできる

NotebookLMとは? - ただのノートじゃない「ソース志向」AI

NotebookLMは、Googleによって開発されたAI搭載のノートツールです。最大の特徴は、ユーザーが提供した情報源(ソース)に基づいてAIが応答を生成する「ソース・グラウンディング」という仕組みにあります。

一般的なAIチャットがインターネット上の広範な情報から回答を生成するのに対し、NotebookLMはあなたがアップロードしたPDF、テキストファイル、Webサイトの内容だけを知識源とします。これにより、AIがもっともらしい嘘をつく「ハルシネーション」のリスクを大幅に低減し、信頼性の高い応答を得ることができるのです。

まさに、特定の情報に特化したあなた専用の専門家AIアシスタントと言えるでしょう。

対応しているソース

  • PDFファイル
  • テキストファイル (.txt)
  • Googleドキュメント
  • Googleスライド
  • WebサイトのURL
  • コピー&ペーストしたテキスト
  • Youtube

基本的な使い方

使い方は非常にシンプルです。

  1. ノートブックを作成: まずはトピックごとに「ノートブック」を作成します。
  2. ソースを追加: 画面左側の「ソース」セクションに、関連する資料(PDF、URLなど)を追加していきます。一度に複数のソースを追加することも可能です。
  3. AIに質問・指示する: 資料を読み込ませたら、あとは画面下部のチャットボックスからAIに話しかけるだけです。

例えば、以下のような指示が可能です。

  • 「この資料の要点を3つにまとめて」
  • 「〇〇に関する記述はどこにある?」
  • 「この議事録から、決定事項とTODOリストを抽出して」
  • 「これらの資料を元に、新しい企画のアイデアを5つ提案して」

適当な会議議事録のモックデータを置いておきます。

**会議議事録**

**会議名:** 新モバイルアプリ「ConnectSphere」機能改善プロジェクト 定例会議
**日時:** 2025年8月18日(月) 14:00 - 15:00
**場所:** 第3会議室
**出席者:**
-   佐藤(プロジェクトマネージャー)
-   鈴木(UI/UXデザイナー)
-   高橋(リードエンジニア)
-   田中(マーケティング担当)

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**議題:**
1.  次期アップデート(v1.2)の追加機能に関するブレインストーミング
2.  ユーザーフィードバックの共有と課題の特定
3.  今後の開発スケジュールと担当者の確認

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**1. 次期アップデート(v1.2)の追加機能に関するブレインストーミング**

-   **佐藤:**
    -   次期アップデートの目玉として、ユーザーエンゲージメントを高める新機能を追加したい。いくつかアイデアを出し合いたい。
-   **鈴木:**
    -   デザイン観点から、プロフィール画面のカスタマイズ機能はどうだろうか。背景色やテーマカラーを選べるようにすることで、ユーザーの所有感を高められる。競合の「SocialLink」アプリでも同様の機能が好評だ。
-   **高橋:**
    -   技術的には実装可能。ただし、カスタマイズ項目を増やしすぎるとパフォーマンスに影響が出る可能性があるため、まずはテーマカラーの変更など、シンプルな範囲から始めるのが現実的。工数としては約2週間を見込む。
-   **田中:**
    -   マーケティングとしては、ユーザーが作成したカスタムプロフィールをSNSでシェアできる機能と連携させたい。バイラル効果が期待できる。
-   **佐藤:**
    -   良いアイデアだ。もう一つ、イベント機能の拡充も検討したい。現状は公式イベントの告知のみだが、ユーザーが自由にイベントを作成・告知できる機能を追加するのはどうか。
-   **高橋:**
    -   ユーザー生成コンテンツ(UGC)は管理コストが増大する懸念がある。特に不適切なイベントの監視体制をどうするかが課題。実装自体は可能だが、承認フローや通報機能もセットで開発する必要があり、最低でも1.5ヶ月は必要になるだろう。
-   **田中:**
    -   ユーザー主催イベントは魅力的だが、リスク管理は確かに重要。まずは小規模なベータテストから始めるのが良いかもしれない。

**2. ユーザーフィードバックの共有と課題の特定**

-   **田中:**
    -   アプリストアのレビューやSNSでの言及を分析した結果、「メッセージ機能の動作が遅い」「通知が来ないことがある」といったパフォーマンスに関するネガティブな意見が目立つ。
-   **高橋:**
    -   メッセージの遅延は、データベースのクエリ最適化で改善できる可能性がある。通知の問題は、特定のOSバージョンで発生している可能性が高い。至急、原因を調査する。

**3. 決定事項**

-   v1.2の主要追加機能として、「プロフィール画面のカスタマイズ機能(テーマカラー変更)」を正式に採用する。SNSシェア機能も併せて実装する。
-   ユーザー主催のイベント作成機能は、v1.3以降の検討課題とする。まずはリスクと工数の詳細な見積もりを行う。
-   メッセージ機能のパフォーマンス改善と通知の不具合修正は、最優先課題として対応する。

**4. TODOリスト(今後のタスク)**

-   **[鈴木]** プロフィールカスタマイズ機能のUIデザイン案を3パターン作成(期限: 8/25)
-   **[高橋]**
    -   プロフィールカスタマイズ機能の技術仕様書を作成(期限: 8/27)
    -   メッセージ機能のパフォーマンスボトルネック調査と改善案の提出(期限: 8/22)
    -   通知不具合の原因調査と修正対応(期限: 8/22)
-   **[田中]** 新機能のマーケティングプランを作成(期限: 9/1)
-   **[佐藤]** 全体の進捗管理、次回の議題設定

**5. 次回会議予定**

-   **日時:** 2025年8月25日(月) 14:00 -
-   **議題:**
    -   各TODOの進捗確認
    -   UIデザイン案のレビュー

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ビジネスシーンでの活用例

NotebookLMは、特に情報量の多いビジネスシーンでその真価を発揮します。

活用例1:議事録の要約とタスク抽出

長時間の会議の議事録テキストをNotebookLMに読み込ませ、「この会議の要点と、誰が何をすべきかのタスクリストを作成して」と指示するだけで、瞬時に整理されたサマリーが手に入ります。もう長い議事録を読み返す必要はありません。

活用例2:リサーチ資料の高速分析

競合他社のレポートや市場調査の資料を複数読み込ませて、「A社とB社の戦略の違いを比較して」とか「この市場の今後のトレンドについて教えて」といった質問を投げかけることで、膨大な資料の中から必要なインサイトを素早く得ることができます。

活用例3:プレゼン資料の構成案作成

関連資料や過去のプレゼン内容をソースとして追加し、「新しい製品〇〇についてのプレゼンの構成案を作って」と依頼すれば、AIが論理的な流れを持ったアウトラインを提案してくれます。アイデアの壁打ち相手としても最適です。

最後に

今回は、NotebookLMの基本的な考え方とビジネスでの活用例をご紹介しました。

NotebookLMは、単に情報を整理するだけのツールではありません。あなたが集めた情報を元に思考を深め、新たなアイデアを生み出すための強力な「パートナー」です。まずは身の回りの議事録や資料を読み込ませて、その実力を体感してみてください。

次回は、このNotebookLMをさらに一歩進めて、ブログ執筆を効率化する「カスタムプロンプト術」について解説します。お楽しみに!

次の記事

https://www.taneyats.com/entry/begin-notebooklm-02