たねやつの木

Photographs, Keyboards and Programming

Gemini CLI v0.3.0 がリリース!新機能やバグ修正をまとめてみた

こんにちは、たねやつです。

Googleが開発するコマンドラインインターフェースツール「Gemini CLI」の新しいバージョンv0.3.0がリリースされました! 今回のアップデートでは、拡張機能の管理が容易になる新機能や、IDE連携の強化、多数のバグ修正、パフォーマンスの改善など、多岐にわたる変更が含まれています。

この記事では、Gemini CLI v0.3.0の主要な変更点を分かりやすくまとめてご紹介します。

この記事でできること

  • Gemini CLI v0.3.0の主要な変更点を理解できる。
  • 新しい拡張機能管理コマンドについて知ることができる。
  • CLIの操作性やIDE連携の改善点を把握できる。

主な新機能 (Features)

今回のアップデートで追加された主な新機能は以下の通りです。

CLIの操作性向上

  • プロンプト補完機能: コマンド入力がよりスムーズになります。
  • ファジー検索の無効化: オプションでファジー検索を無効にできるようになりました。
  • テーマのファイルパス指定: テーマをファイルパスで直接指定可能になりました。
  • ツール実行確認のスキップ: --allowed-tools フラグを使用することで、ツール実行時の確認をスキップできるようになり、自動化が容易になります。

IDE連携の強化

  • インストール体験の改善: IDEへのインストール体験(UX)とフィードバックが向上しました。
  • Zedエディタのサポート: エディタ「Zed」からのプロンプトで、あらゆるコンテンツタイプがサポートされるようになりました。

セキュリティ向上

信頼できない(untrusted)フォルダでは、YOLOモードとAUTO_EDITモードが自動的に無効化されるようになり、より安全に利用できるようになりました。

主なバグ修正 (Fixes)

多くのバグが修正され、安定性が向上しました。

  • 安定性の向上:
    • /copy コマンドがフリーズする問題の修正
    • WindowsのGit Bash環境で gemini コマンドがフリーズする問題の修正
    • キャンセルされたリクエストのエラー処理に起因するクラッシュの修正
  • 表示とUIの修正:
    • マルチバイト文字を含む検索結果での引用マーカーのずれを修正
    • ツール呼び出し時のUIの表示崩れの修正
  • 環境ごとの問題修正:
    • Windows環境でのシェル引数の解析や差分表示のレンダリングを修正
    • Neovimエディタ連携時の問題を修正

パフォーマンス改善 (Performance)

メモリ検出時のファイル操作が並列化され、パフォーマンスが向上しました。これにより、大規模なプロジェクトでも快適に動作することが期待されます。

最後に

Gemini CLI v0.3.0は、新機能の追加と安定性の向上に重点を置いた、非常に重要なアップデートです。特に、拡張機能の管理コマンドが追加されたことで、カスタマイズ性が大幅に向上しました。

日々の開発作業でGemini CLIを活用している方にとっては、間違いなく嬉しい内容ですね!今後のさらなる進化にも期待です。

参考・引用