たねやつの木

Photographs, Keyboards and Programming

ホローキーキャップのご紹介

こんにちは、たねやつです。

キーキャップを作り始めてはや2年近くになろうとしています(空白期間もあります)が、今回またまったく新しい感じのキーキャップが完成したのでコチラのブログでもTwitterに収まりきらない文字数でご紹介しておこうと思います。

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BOOTHのページ

またこの記事公開時点では販売は開始していません。販売の開始は2021/11/20(土) 19:00-(JST)を予定しています。

リンク先のBOOTHのページにて、「入荷お知らせメールを受け取る」のボタンを押しておくと在庫が追加されたときにすぐにメールやBOOTHアプリから通知が飛びますので忘れません。購入を検討されている方は、是非設定をお願いいたします👀

各キーキャップ

VRNI

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Voronoi図の境界線だけを骨格とした感じのキーキャップとなっています。本当はランダムパターンで何個か商品化しようとしていたのですが、ニーズが分散しそうだったのでやめました。

複数の線が点でまとまる部分に重みをつけて太さを決めているので、集合点の部分は太く大きく、点から遠い部分は細い線となっています。が2cm弱の大きさのキーキャップとなってしますとなかなかわかりづらいですね。。もっとメリハリを利かせてもよかったのですが、やぼったくなってしまったので現状のようになっています。

もともと作成したかったのでは、工業製品でみかけるトポロジー最適化のような模様でしたが、ちょうどモデリングで使用しているZBrushというソフトでそのパターンを生み出すことができたので今回このキーキャップを現実のものとすることができました👀

みためは貧弱そうですが、構造的に理にかなっているのか左右から人差し指と親指でジャッキーチェンがクルミを割る感じで握りこんでもビクともしないです!軸とキーの外殻の接合部分も大丈夫か?というぐらい細いですが打鍵時のたわみもなく良好です!試作品で床に転がっているヤツを踏んでしまった時もレゴブロック並みの殺傷能力があるので大丈夫でしょう!

CHES

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トムとジェリーっぽいチーズの穴が貫通している雰囲気のキーキャップです。すでに穴あきチーズキーキャップは作成されている方(@alg0002さん)がいるのですが、そこからちょっとヒントを頂いてパターン化して中空にしてみました。

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このキーキャップは先ほどのVRNIと違って、なるべく表面を平たくすべく、頂点への重み付け等は行っていません。背面の模様が若干iPhoneのカメラ部分っぽくなっている(リボルバー感あふれている)のが好みです。

強度はVRNIよりもさらに強くなっています。。3Dプリンターで出力した後にサポートから外すのがメチャクチャ楽です(強度がないとかなり慎重に剥がさなければならない、、

MESH

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メッシュ模様となっているキーキャップです。といっても天面部分しかメッシュぽくはないですね。手汗対策にちょうどよさげです。正面から投影した模様となっているため、キーの横部分の模様はどうしても間延びした感じになって大抵のパターンはかっこ悪くなってしまいますが、コレに関してはむしろサイドの部分がメチャクチャクール!!!

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いい感じのブリッジ感がでています!今回作成したパターンキーキャップの中でも個人的イチオシがこの部分です👀

かっこいいのはいいのですが、若干強度が犠牲となっていまして、、、打鍵する分にはまったく問題ないですが、くるみ割り行為はダメですよ!上から押すとブニブニしてちょっと動物感あってかわいいです😏

TMESH

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さっきのMESHとちょっと似ていますが、コッチはもっと柱を太くしています。若干弧を描くパターンを使用しているのでメッシュの穴の部分が扇型にくりぬかれています。他のキーよりも穴部分が少ないですが、逆に少ない隙間から漏れ出すバックライトが素敵な印象となっています。他の子たちよりも派手さはないけど質実剛健という感じですね。。🍄

クリアもあるよ!

上記のこれらは今回は塗装ベースにもGOODなブラックと、LEDで光らせればビカビカのクリアを用意しています。クリアの方はクリアブルーとなっています。(UVレジンの本当のクリアは若干黄色っぽいので、コストとの兼ね合いでクリアブルーとなっています。

入荷通知設定数をBOOTHの方から販売者は見ることができる(おおよその購入希望者の参考になる)のですが、黒のが人気な印象です。たねやつ的にはクリアのほうが光らせていなくても好きですが👀

今回断念したパターン

入れ子構造

VRNIパターンの中に、さらにボロノイ模様の球体を閉じ込めたキーキャップです。どう頑張っても外殻の穴のほうが小さいので中の球は外に出ることができません。3Dプリンターならではの造形ですね!

個人的には技術的、不思議的観点からかつてない最高のキーキャップと思っているのですが、まだまだ改良点がいっぱいで今回は見送りました。次回販売時にコイツも追加してあげようと思います。。

そこまでヘンピな造形でもないですが、またいづれかの機会に作成方法などご紹介しようと思います!

その他

その他、パターンを作ってはみたけど形状的に不安定、脆い、かっこよくないなどの理由で没となった作品も多数あります。BOOSTいただければその辺のものも含まれたり。。??? f:id:ibuquicallig:20211117180619p:plain

セットでほしいという方へ

数名の方からすでにご要望いただいていますが、5キー以上同時購入される場合は事前にメッセージいただければ初回出荷分からは少し遅れますが、ディスカウントいたします。

また今回のホローキーキャップに限らず、他のキーキャップでもn%のフルセットを欲しい(各行、プロファイル自由)という方にも個別で対応しようと思います。とりあえず今回の初回生産分が終わったらとりかかろうと思いますので、興味のある方はTwitterでもBOOTHでもいいのでコンタクトください。

海外のキーボード情報まとめブログでもまとめていただきました!

BOOTHのメッセージ経由でアメリカのかたから教えていただいたのですが、kbd.newsの方の週報ブログ的なまとめで取り上げていただいたようです。

キーのモデリングについて

キーのモデリングはすべてZBrushで行っています。ちょっと前まではZbrushCoreを使用していたのですが前回のセール時にアップグレードしました。

粘土を触るのが生理的に苦手なのですべてデジタルで行えるのはとても助かります。。

キーキャップのモデリングの詳細については、別のブログ(そっちのブログのほうがキーキャップに関して細かく語っています)で最初から造形していく連載をつづけていますので、興味ありましたらご覧になってみてください。ZbrushCoreで行っていくのでハードルも低いかと思います。

BOOTHの販売ページはコチラからです!

最後になりますが、再度BOOTHの販売ページを貼っておきますので、、お楽しみに!




この記事はTada68を使用して書きました。