こんにちは、たねやつです。
今回は、AliExpressで300円ほどで売られていた、USB-Cポートに接続するだけで現在の供給電力をリアルタイムで表示してくれる謎の中華デバイスを購入してみました。メーカーはEssagerというところのようです。
ガジェット好きならずとも、「この充電器、本当に急速充電できてる?」「このケーブル、性能悪くない?」と疑問に思ったことは一度や二度ではないはず。そんなモヤモヤを、この怪しげで面白いアイテムが解決してくれます!
この記事でできること
- Essagerワット数表示アダプターの機能がわかる
- 手持ちの充電器やケーブルの性能を簡単にチェックする方法がわかる
- デバイスの充電状態を数値で把握するメリットがわかる
- 充電に関するトラブルシューティングのヒントが得られる
Essager ワット数表示アダプターとは?

今回紹介するのは、「Essager Type C to USB C Digital Display」という製品です。
その名の通り、USB Type-Cのオスとメスのポートが一つずつ付いた非常にシンプルなアダプターで、最大の特徴は現在の供給電力(W)をデジタル表示してくれる点にあります。
それ以外の機能は一切なく、純粋に「電力の見える化」に特化した、潔い製品です。
使い方とレビュー
接続は挟むだけ
使い方は至って簡単。充電器に接続したUSB-Cケーブルと、充電したいデバイスの間にこのアダプターを挟むだけです。
[充電器] --- [USB-Cケーブル] --- [本製品] --- [スマートフォン]
接続すると、アダプターのディスプレイに現在のワット数が表示されます。
充電器やケーブルの性能チェック
このアダプターの真骨頂は、充電器やケーブルの性能チェックにあります。
例えば、
- 「100W対応」を謳うケーブルが、本当に高出力を通せているか?
- 複数のポートがある充電器で、それぞれのポートの最大出力は?
- スマホのバッテリー残量によって、充電速度(ワット数)はどう変わるか?
といったことが一目瞭然になります。
実際に試してみると、「こちらのケーブルでは60W出るのに、あちらのケーブルだと15Wしか出ない…」といったことが頻繁にあり、いかにケーブルの性能が重要かを再認識させられます。
Raspberry Pi 5に接続してみた
Raspberry Pi 5は結構電源部分で厄介なことが多いのですが、試しにPD対応電源で使用している端末の間に接続してみました。さっきの画像と同じですが。。。

意外にもアイドリング時には3-4W程度で安定していてそこまで電力は食っていないようですね。
強い負荷をかけてみるとこんな感じ。6-7W程度で安定しています。

他の便利な使い方
モバイルバッテリーの性能チェック
モバイルバッテリーの出力ポートに接続すれば、そのバッテリーが安定して何Wで出力できるのかを確認できます。また、モバイルバッテリー自体を充電する際に使えば、入力性能のチェックも可能です。
ノートPCの充電状況の確認
高負荷な作業をしている際に、ノートPCがしっかりと充電されているか(あるいはバッテリーが減っていないか)をワット数で確認できます。「ACアダプターからは65W供給されているけど、PCの消費電力がそれを上回っている…」といった状況も把握できるかもしれません。
デバイスごとの最適な充電器探し
デバイスによっては、特定の充電器との相性で充電速度が変わることがあります。このアダプターを使えば、手持ちのどの充電器がそのデバイスにとって最も効率的かを簡単に見つけ出すことができます。
ちょっと変わった使い方:太陽光発電チェッカー
太陽光パネル付きのモバイルバッテリーを使っている場合、パネル部分に本製品を接続すれば、現在の発電量を簡易的にチェックする、なんて使い方も面白いかもしれません。(正確な数値は出ないと思いますが、目安にはなりそうです)
最後に
今回は、EssagerのUSB-Cワット数表示アダプターを紹介しました。
数百円から購入できる安価な製品ですが、手持ちのガジェット環境の「なぜ?」を解決してくれる、非常に満足度の高いアイテムでした。
充電という日常的な行為の裏側を覗けるようで、ガジェット好きの心をくすぐります。皆さんも一つ手元に置いてみてはいかがでしょうか?
