たねやつの木

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VORON 2.4 R2 ビルドログ (16 - 配線(モジュール設置))

こんにちは。たねやつです。

今回の記事では、VORONを裏返して電源や制御用基板などを設置していきます。前回までの大がかりなハードウェアとは異なり小さい基板や配線を進めてきます。

前の記事

前回はStealthBurnerを完成させました。

www.taneyats.com

基本は手順書通り

まだ配線は進めず、各モジュールを配置していくだけなのでそこまで複雑ではありません。

基本的にはこの形式でパーツをセットしていきます。

使用するパーツ

Raspberry Pi 4B

フロントエンド部分や処理のメイン部分としてRaspberry Piを使用します。BTT Piという選択肢もSIBOORのキットではあるのですが、技適云々が鬱陶しいので私はRaspberry Piを使用します。

Octopus Pro

モーターなどのコントローラーにはBigTreeTechのOctopus Proを使用します。これはSIBOORのキット品のものです。

ピンがいっぱいで先端がちょっと恐怖症な私にとってはこわい!!かわいい🦆ちゃんもついてきます。

一応Amazon.jpにも在庫あるっぽいですがAmazonでこんなの買う人いるんだろうか。。。納期的にも中国から送られてきそうですね。

24V電源

これもキット品ですがMeanWellのLRS-200-24です。サイド部分にインプット電圧を切り替えるスイッチがあるので110Vにしておきます。この辺のごっつい電源を触るのはちょっと最初は怖いですね。。。

5V電源は使用しない

Raspberry Piを使用する場合は5Vの電源も別途用意してあげる必要があるのですが、私はOctopus ProのピンからRaspberry PiのGPIOピンへ供給するようにしています。そのためOctopus ProとRaspberry Piの配置を逆転させています。逆転させなくても問題ないですがピン同士が近くなり配線も短くできます。

組み立て当初はちゃんと動くのか、再起動時の挙動とか大丈夫かと心配していましたが数か月使ってみて全く問題ありませんでした。ただ、ピンの挿しこみが甘かったり緩んでくると電源供給不足となり、Raspberry Piのほうで電圧低下の警告が出てきたりします。即座に印刷が停止するとかではありませんが、Raspberry Piの全体的な能力を下げて動作するようになってしまいます。まあピンをちゃんとさしなおせばOKなんですが👀

作業

それぞれのパーツに足をつける

手順書通りにそれぞれの部品にDINレールに取り付ける用の足を付けます。爪の引っかかり部分が結構弱く破損しやすいので着脱時は注意します。すでに3個ぐらい印刷しなおしている気が…

SSR(ソリッドステートリレー)の部品だけは金具のしっかりした部品がついてくると思いますが同様にSSRにセットしてDINレールの所定の位置にセットします。

配線が結構邪魔になってくると思いますが、適当にまとめてマステとかで裏面の開いているところにベタっと貼り付けておくといいです。

電源部分を作成

コンセントからの電源ケーブルと電源スイッチの部分を作成します。それぞれヒートセットインサートナットはすでに取り付けていると思うので、各パーツをはめ込みます。

電源ケーブルを差し込む方の部品にはヒューズが内蔵されているかと思いますので必ず取り付ける前に問題ないかチェックしておきます。

公式手順の以降の内容について

以降の配線までの手順はあまり当てにならなくなってくる(使用する機器によって手順が変わってくる)ので自分がやったところだけ抜粋していきます。配線についてもSIBOORのほうで公開されているダイアグラムの方が分かりやすいです。

Zエンドストップは不要

上記のZエンドストップの説明部分は作業不要です。今回はVORON TAPがZ軸のエンドストップとして動作します。

Yエンドストップを付ける

Yエンドストップはまだつけていないので必要ですが、取り付け方はSIBOORの方の手順書を参考にします。

表面の作業になりますが、右奥のモーター部分にこの部品を取り付けます。最初にY軸のエンドストップを取り付けて配線を裏側から逃がした後にカバーのようなものをつけるときれいに仕上がります。

配線はケーブルチェーンを付けた時にCAN用のケーブルとかと一緒に裏側まで持ってくるので適当にまとめておきます。

ちなみにXエンドストップはこの前TAPの部品にくっつけました。これはSB2209にささるので配線は短いです。

WAGOをセット

電源ケーブルをまとめるものとしてWAGOというコネクターを使用します。以前にNevermoreの部品で使用したパチパチなるあれですね。

ひっくり返していない状態で左奥の足元に設置します。これでコンセントから引っ張ってきた各線をセットします。

電源部分をセット

先ほどつくった電源部分のスカート部品を同じ場所にセットします。

各パーツをDINレールにセット

DINレールにRaspberry Pi等をセットしていきます。

24V電源は大きいためかアルミフレームに固定する部品もあるのでそれで固定します。

次の記事

次は電源系の太い配線をしていきます。