こんにちは。たねやつです。
今回の記事では、Nevermore v6の組み立て・取り付けとヒートベッドの取り付けです。
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前回の記事ではZ軸ベルトドライブ部分を作成しました。
Nevermoreの組み立て・取り付け
今回キット品に追加でNevermore v6も合わせて購入しました。これはVORONのチャンバー内の空気を浄化するための装置です。ABSなどを溶かす時に有害な物質が発生するのでそれを活性炭に吸着させて軽減する目的となっています。ネバーモアやネバモアとX上では呼ばれたりしてますね。
活性炭はとりあえず1-2か月に1回交換するようにしています。まだ手元の残りはあるのですが、なくなったらこの辺の活性炭を試してみようかと思います。GEXはアクアリウムやってた頃にはお世話になりましたねぇ。。。
ブロアファンの組み込み・配線
まずはブロアファンをNevermoreにセットしていきます。ファンをセットして留め具を付けますがこれが結構硬かったです。ケースの形のまま押し込めばいいので間違えることはないと思います。
2つともはめ込んだら配線の処理をします。一旦配線のコネクタを切り落として被膜を剥きます。それぞれ赤と黒の線を撚りあわせて並列となるようにしWAGOのスロットにセットします。WAGOの残りのスロットにはOctopus Proへとつなげる用の配線をセットします。この辺は後から作業しようとするとヒートベッドの下になって面倒なので配線の長さは十分とっておきましょう。
こんな感じでWAGOを重ねる形でケースにセットします。この段階でいったん導通テストをしておいた方がいいと思います。マザーボード側に伸ばした配線にテスターを当てて回路がつながっているかチェックします。
問題なければ蓋をセットしますがこれがめっちゃ硬いです。
活性炭を入れる側のケースと、ファン側のケースはマグネットでくっつけます。
Nevermoreの組み立ては一旦完了です。
ヒートベッドの取り付け
次にヒートベッドです。重いので気を付けてください。
洗浄
最初に防錆油が塗られていたり、手の油がついているかもしれないのでIPAや無水エタノールのでよく脱脂します。作業時はニトリル手袋をつけることをお勧めします。
くそでかアルミ板#VORON pic.twitter.com/vjNKYlmSiU
— たねやつ@キーキャップ作る人 (@taneyats) September 21, 2023
ヒーターは最初からついてた
今回のSIBOORキット品ではすでにヒーターは取付済みで、温度ヒューズもすでに配線内に組み込まれていました。ナイス!
マグネットシート貼り付け
表の造形部分にマグネットシートを張ります。ここにPEIシートなどが張り付くことによってビルドプレートとなります。
スマホの保護シールを貼る時と同じ要領ですが、端っこから慎重に少しずつ気泡を追い出しながら進めていきましょう。ガイドにも動画が挙げられているので参考にしました。
フレームへNevermoreと一緒に取付
プレートの下にNevermoreが来るので先にNevermoreから取り付けます。配線をボトムプレートの穴から下側に逃がしておくのを忘れないようにしましょう。
プレートを設置する時はアルミフレームの橋との間にスペーサーを入れる必要があります。
セットが完了したらプレートとフレーム端からの距離を測定して調整します。
後々いろんなMODを組み込んだ時にベッドを動かすことになりますが、初期セットアップは原点調整などを簡単にするためにとりあえずこの数値を厳守しておきます。修正が必要なときは4点のボルトを少し緩めてずらすことでばらさなくてもOKです。
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次回はXYガントリーの作成を進めていきます。