こんにちは。たねやつです。
今回の記事では、ガントリーにStealthBurnerを取り付けていきます。合わせてCAN通信用のSB2209も一旦取り付けておきます。
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前回はStealthBurnerの部品作成とSB0000への配線処理を行いました。
TAPにStealthBurnerを取り付ける
TAPの作業をしたときに、リニアレールブロックを一旦取り外しておいたと思いますが、そこから作業再スタートします。
レールにブロックをセット
プラスチックの退避部品とレールの上端をピッタリ合わせてスライドさせながらレールを戻します。レール下端のボルトが以前飛び出るようにセットしているはずなので自重ですっぽ抜けたりはしないです。
このプラスチックのレールをスライドインするための部品ですが、おそらくリニアレールに付属しているものだと部品が太すぎてTAPのベースと当たってしまいうまく入れることができない可能性があります。その場合はTAPのGithubリポジトリにあるMGN9_Assembly_Tool
というファイルを印刷して使用します。
フロント部分を慎重にセット
セットしたブロックの4つのねじ穴に、TAPの最初の方で作成したVORONマークの入ったプレートを付けます。ワッシャーを忘れずにつけます。あまりブロックを上に動かしすぎたりするとレールから脱落するので注意して作業します。
ベルトの余りがビロビロしないように抑えておく部品がありますが自分は使用してません。
タップ動作をチェック
ネジ止めが完了したらプレートをゆっくりと上に動かしてみてTAPの上下動作がちゃんと動くかどうかチェックしてください。本当はツールヘッドをしっかりつけた状態でチェックすべきですが、初めての組付けなのでなるべく早い段階でチェックします。
プレートを取り付けてしまえばこの部分が引っかかりとなり上には抜けなくなるので安心できます!
プレート部分をゆっくりと上に押し上げて上にズレることと、指を離したらストンと元の位置に戻ることを確認します。これを何度か繰り返します。
指を離した時にストンと落ちない場合、余ったベルト部分が当たって抵抗となっている場合がありますので当たらないように避けるか切ります。コレプレート部分にベルトの余りを入れると発生する気がするんですけどウチだけですかね👀。
エクストルーダー部分をセット
TAPのプレート部分とStealthBurnerのエクストルーダー部分をあわせます。お互いに凸凹形状になっているのでしっかりはまるようにセットします。プレート部分の飛び出ているボルトの少し上に2点でボルト留めします。
ツールカートリッジ部分をセット
手順書が分かりにくいですが、ツールカートリッジ部分上部の飛び出ている部分を、先ほどの少し飛び出ているボルト部分に引っ掛けます。上手くハマらない場合一旦ボルトを緩めて余裕をもって装着し、ボルトを締めればOKです。
フェイス部分をセット
最後にフェイス部分を長めのボルトで一気にTAPの土台まで串刺しでボルト留めします。結構長いので電動ドライバーで回すと楽です。
これでひとまず完成です!いい見た目ですね👀
TAPのマグネットを調整
最後にTAP土台部分のマグネットを固定しているボルトを少し緩めて、ツールヘッド本体を何度か上下させてから再度ボルトを締め、間隔を調整します。これでTAPは完成となります。
SB2209を取り付ける
最後にとりあえずStealthBurner内のSB0000にSB2209をセットしておきます。いきなり刺すのではなく事前にちょっとしたセットアップが必要です。
DIPスイッチをいじる
SIBOORのビルドガイドからの画像ですが、左下の1-4と書いてあるスイッチ部分を3だけ数字側、それ以外を逆側にセットします。
ここでは詳細書かれていませんが、これはホットエンドのサーミスタの種類によって変更する必要があります。
Phaetus Dragon HFのセットで使用するサーミスタはPT1000の2線タイプなのでこのスイッチ構成となります。もしほかのホットエンドというかサーミスタを使用する場合はそれに合わせて変更してください。
ジャンパーピンをセットする
5か所ジャンパーピンをセットします。小さい部品なので紛失しやすいです。。。
画像の青い部分のにセットします。ジャンパーピンの向きは関係ありません。
上の2つはVORON TAPを使用するためのピンで、下のふたつはファンを稼働させる電圧を変更しています(24V)。
配線は一旦放置
現段階では一旦配線しないまま置いておきます。電源やOctopus Proの配線などができてから最後に行います。
一旦これでハードウェア完成
ここまで長い道のりでしたが、いったんハードウェア部分の構築は完成です!基本的に見た目もほとんど完全体と同じですね!
次からはいよいよVORONを裏っ返して電源や配線のこまごました部分に着手します。
次の記事
次回は配線の下準備です。