たねやつの木

Photographs, Keyboards and Programming

tada68をGateron静音黒軸で作ってみた。(自作キーボード)

こんばんは、たねやつです。

最近更新しているキーボード関係の総まとめ(?)となるものです。念願の自作キーボードについに手を出しました( 一一)

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tada68というキーボードを作ってみた感想と、Gateron 静音黒軸を使ってみた感想です。

tada68について

主にkbdfansというサイトで販売されている65%キーボード(キーが68個)のメカニカルキーボードです。

特徴がないのが特徴といいますか、、、(笑) 家電量販店で売っているファンクションキーのないキーボードとほぼ同じような感じです。

キーボードトップに隙間なくキーが並んでいる見た目が好みでこれを選んだ部分もあります。今使っているNiz Plum84も同じような感じで一面びっしりキーが並んでいます。(こっちは印字なしなのでインパクト強いです!)

自作キーボードを作るにあたって、初めての作成となるのですが極力失敗したくなかったのでほとんどセットとなっているようなものを購入しました。

部品集め

kbdfansというサイトから購入。中国人が運営しているっぽい(^o^)

一番最初はAliExpressからいろんなのを比較しながら選んでいこうかと思いましたが、各ショップの前評判がわかりづらく、いきなり運送中にロストとかなったら面倒なのでkbdfansから購入することにしました。

  • ケース
  • 基盤(マイコン一体型)
  • フレーム
  • キーキャップ

がセットとなっています。ケースに関してはプラスチックかアルミニウムかを選択できます。お値段も結構変わるのでとりあえず安価なプラスチックにしておきました。

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基盤はマイコン(ProMicroやTeensyなど)とUSBポートが一体型として埋め込まれているので、この部分の面倒なはんだ付けが不要になっています。はんだ付けの必要な部分は各キーの足のみ(68x2箇所)なので非常に簡単です。

キーキャップは付属していますが、キースイッチは別途購入する必要があります。kbdfans内からも購入することができます。

[in stock]Free shipping TADA68 KEYBOARD DIY KIT

Switch link: Click me add to cartと書いてあるリンクが商品説明ページの下の方にあるので、そこをクリックすると68個セットのキースイッチがいろいろ選択できます。今回はGateronの静音黒軸(Silent Black)を選択しました。

ホントはやっぱり静電容量方式が一番なのですが流石に売っていないので、ヨドバシカメラとかで触った感触が一番近いと感じた黒軸にしました。

静音化にした理由は単純にいつかは会社でも使いたいため。。。:D

配送

Paypalでの入金後、一日もしないうちに発送してくれました。発送から手元に届くまで焼く4日ほどでした。

購入履歴のページからTracking Noと問い合わせ先も表示してくれているので、簡単に状態を確認できました。JCEXが配送している場合、問い合わせ結果のDestination numberの部分の数字が、佐川やクロネコでの問い合わせナンバーになります。

余談ですが、この番号をgoogle検索に入れて検索をかけると、各配送会社の問い合わせページのリンクが表示されて超便利でした(^o^)

組み立て

基本は商品ページの動画を見ながら進めました。特に迷う部分は横長のキーの補助部品(スタビライザー)を取り付ける部分以外は、自作PCを作る人やプラモデルをやったことある人ならないと思います。

基盤

まずは基盤に補助部品をはめるところから始まります、この部品、取り付けが非常に難しい!!

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画像のように部品を組み合わせられれば完了なのですがよくわかりませんね。。。

動画を撮っておけばよかったのですが、てんやわんやして撮っていないのが残念。。言葉で説明がなかなか難しいですorz はんだ付けよりも何よりもこの部分に時間を費やしてしまいました。

この動画と同じ形式のものでした。

キーの取り付け

スタビライザーが取り付けられたらあとはキースイッチをはめ込みます。基盤とキースイッチで金属プレートをサンドするような感じではめていきます。

とりあえず四隅のキーだけをしっかりはめてはんだ付けに進むことにしました。キーを基盤に最後まではめ込むには結構力がいりますので軍手必須です。

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はんだ付け

メインの部分です。といってもダイオードはすでに基盤に組み込まれていてLEDもないので、各スイッチの2ほんの足を順次はんだ付けしていくだけです。

残りのキーをはめてはんだ付け

四隅のキーを取り付けてプレートが安定したら、一気に他のキーもはめ込んでいきます。注意点ははめ込んだ段階でスイッチの足が2本とも基盤から飛び出ていることを確認することです!

真っ直ぐに差し込んだつもりでも途中で折れて基盤から飛び出ない(はんだ付けできない)状態になっていることが結構ありました。この状態で片方の足にはんだ付けしてしまうと取るのが大変面倒になります。吸い取り線で余分なハンダを吸い取って、熱しながらスイッチを引き抜くというテクニカルな作業が必要になります。

あまり熱しすぎるとスイッチ本体にダメージが行くのでこの点も注意、、、(´・ω・`) なのでしっかりと確認しましよう!!

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スイッチがずらっと並んでいる光景は気持ちいいですね!!

確認作業

スイッチを全部はんだ付けできたら、この時点で一旦動作確認をしました。すでにマイコンにはデフォルトのキーマップで書き込まれているので、USBを差すだけで動作しました。

一箇所反応しないキーがあったのでハンダをつけ直したところ、問題なく動作しました。スイッチ不良かと思いましたが良かったです(^o^)

このような自体があるかもしれないので、ケースに収めてキーキャップをつける前に一旦確認しておきましょう。

仕上げ

動作確認ができたらあとはウィニングランです(´ω`) 本体ケースに収めて、キーキャップをつけていきましょう。

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完成!

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完成です!あとは好きなようにQMKなんかでオリジナルのキーマップを作成していきましょう!

キーマップの作り方やマクロの設定、IME切り替えなんかについても記事を作成しています。

感想

作成作業

基盤にダイオードやマイコンが一体となっているタイプのものだったので作成難易度は自作キーボードの中でもVERY EASYでしょう(^^)

ただ何度もいいますがスタビライザーをつけるもっといい手順の説明がほしいかなあと思いました。

仕組みや作業工程を覚えるには非常にいいDIYキットだと思うので作ったことないけど作ってみたい、という私ような初心者にはいいアイテムだと思います。スイッチも20種類ぐらいから選べるので十分ユニークなものが作れるはずです。

使用感

ファンクションキーがないキーボードは初めて使うのですが、意外と問題なく馴染めています。そもそもファンクションキーを押すときはたいてい右手が暇な状態なのでFnキーを押すのに特に苦労しませんね!

デフォルトのキーマップではPageDown/Upが初期レイヤーにいるのですが、これってそんなに使いますか?(笑) 圧倒的にEnd/Homeのほうが使うのですが、、、キーキャップもPageDown/Up担ってしまっている点がちょっと不満点。。

こう思ったときに即キーマップを変更できてしまうのが自作キーボードは素晴らしい。。。(´ε` )

静音黒軸に関して

静音と言っているだけあってか、とても静かです。横に人がいてもこれなら全く怒られない、、、と思います。少なくともうるさいタイプのメンブレンのキーボードよりおとなしいです。

ただ、スタビライザーのついているキー(エンターやバックスペースなど)はそこそこカチャカチャ音がします。特にスペースキーは反響する部分も大きいためか、青軸のようなカチャカチャ音がします。

JISキーボードのように短いスペースキーであればスタビライザーを取っ払ってしまっても問題ないかもしれませんが、USキーボードだとどうなるかわからないのでとりあえず現状のままにしておきます。

裏にブルタック貼り付けて反響を抑えられそうか試してみようと思います。

現在使用している35gの静電容量方式のキーボードと比べるとやっぱり重たい感触ですが、あまり深く押し込まずに跳ね返りを利用することで楽で速いタイピングが可能です。