たねやつの木

Photographs, Keyboards and Programming

自作キーボード用のアルチザンノブを販売しています。

こんにちは、たねやつです。お久しぶりです。

最近いろんなことがあってTwitterでは元気なのですがコチラでは全然更新できておりませんでした。

今日は最近モデリングにはまっている自作キーボードのロータリーエンコーダー用のノブについてまとめた記事でも書いておきます。

ちなみに販売はBOOTHにて行っていますので、気になった方は是非一度ご覧になってみてください!!

アルチザンノブ

ここで使用しているロータリーエンコーダーはアルプスアルパイン社のEC11もしくはEC12という品名のエンコーダーとなります。軸の形が真円の一部が欠けてかまぼこみたいになっているタイプのヤツですね!自作キーボードでは最近よく使用されているようですが、手元にあるPioneerのPCDJ用コントローラーでも同様の軸でした。もしかしたら他にも互換性のある機器がたくさんあるかもしれません!(むしろその界隈にもリーチして広めていきたい👀

小径(18mm以下で、キーボードの1uに収まる大きさ)と大径(22mm)を製作しています。基本はZBrush等でモデリングして光造形3Dプリンターで出力しています。キーキャップのいわゆるCherryMX互換軸と違って、軸の形状が簡素なのでそこまで面倒な調節は不要なのは助かります。

実際に動かしてみている感じかこんなです。

NJR

ねじれる螺旋階段のような柱が特徴のノブです。もともとは間の柱がないパターンを考えていたのですが、なにかひねりはないかなあと思って軸に向かって行く部分をこんな感じにしました!

平面の写真だとわかりにくいですが、実物や3Dモデルだと階段状になっている柱が分かりやすいですね👀。実際に使っているとあんまり目には留まりませんが(笑) 3Dモデルは以下にあります(OpenSeaを簡易的に3Dビューワーとして最近使用しています。

ノブの真ん中らへんをちょっとくびれさせています。親指と人差し指とかで握りこんで回した時にイイカンジになります。

ZBrush的にはQメッシュで押し出して、Qグリッドでちょっとテーパーした後最後に軸のモデルとブーリアンメッシュという感じです。

個人的にはブラックよりもクリアブルーの方が映えるような気がします!

VRNI

例のボロノイ模様を使用したノブとなります。キーキャップや小径ノブに使用しているパターンよりも線の直径を太くしてむっちりした感じにしています。大径ノブなので重厚感と存在感を意識して作成しました。

内部は空洞となっているので透け感はあるのですが、光るノブを実装しているのはまだ見たことないので透かし損ですが、いずれノブの回り具合で色相環的に光らせたら楽しそうですね👀

3Dモデルはこんな感じです。

ボロノイ図形については不勉強で恐縮なのですが、どの角度で印刷してもサポートが不要なのが強いですね。。あと見た目のわりに強度も抜群に高いです。指先程度の力ではたわむことすらありません🤣

他のノブ

同時期に小径ノブで氷のような見た目のノブも販売開始しています。ゴツゴツしたモデルの表面に艶ありトップコート仕上げを行ってツヤツヤした感じにしています。

ゴツゴツした感じですが、意外と回しやすいとのお声もいただいています!

キーキャップの方でも同じ模様を作成していますので合わせると夏にぴったりな感じになるかも?

現在開発中...

もう数種類大径ノブの種類を増やすのと、レジンの色味を増やすのとを進めています。あまりレジンの色味を増やしすぎてしまうとパラメータ調整だったり、レジンの切り替え(洗浄液も分けないといけない)等が発生して手間がかかるのでうれしくはないのですが、なるべくいろんな要望に応えていきたいですね。

最後に

以上が最近行っている活動となります。自分でモデリングして自分で実体化して日本中の人にプロダクトが手に取ってもらえているというのが非常に快感です👀。実体の見えない仕事をしているよりも実物がある仕事の方が楽しいですね...(笑)

ノブやキーキャップを販売しているのはBOOTHの以下のショップとなります。近々現在開発中のモデルも投入予定ですのでショップのフォローや商品の入荷通知メール等を設定していただけると喜びます!!!!