たねやつの木

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NotebookLMを最強のブログ下書き生成ツールにするカスタムプロンプト術

こんにちは、たねやつです。

Googleが提供するAIノートツール「NotebookLM」、皆さんは使っていますか?PDFやテキストファイルなどのソースを元に、AIが要約や質問への回答を生成してくれる非常に便利なツールですが、実はちょっとした設定を加えるだけで、ブログの下書き生成ツールとして驚くほど優秀になるんです。

今回は、NotebookLMの「会話スタイル」をカスタマイズして、自分のブログフォーマットに合わせた下書きを効率的に生成する方法をご紹介します。

この記事でできること

  • NotebookLMでブログ記事の下書きを自動生成できるようになる
  • 用途に合わせたカスタムプロンプトの作り方がわかる
  • ブログ執筆の効率を格段にアップさせるヒントが得られる

NotebookLMのカスタムプロンプトとは?

NotebookLMには、AIの応答スタイルを自分好みに調整するための「会話スタイル」という機能があります。通常は「デフォルト」や「簡潔に」などが用意されていますが、「カスタム」を選択することで、ユーザーが独自の指示(プロンプト)を設定できます。

このカスタムプロンプトをうまく活用することで、NotebookLMを単なる要約ツールから、特定のフォーマットに従って文章を生成する専用マシンへと進化させることができるのです。

ブログ下書き用のカスタムプロンプト設定

早速ですが、私が実際に設定しているブログ下書き用のカスタムプロンプトはこちらです。

設定画面へは、NotebookLMの画面右下にある歯車アイコンの「設定」から、「会話スタイルの定義」→「カスタム」と進むことでアクセスできます。

以下のフォーマットに従ってmarkdown形式でブログ記事の文章をソースから作成してください。出力データはcodeブロックで囲みコピペしやすいようにしてください。引用の[]は不要です。

### 1.1 段落構成
段落構成と大まかな内容は基本的に以下のようにしてください。

# 文章のタイトル
こんにちは、たねやつです。(これは必ず追加すること)
- あいさつ、概要、前書き等

[:contents]

### 手順 or 作業 or まとめ
実際に行う手順や作業を時系列順に`####`および`#####`のサブセクションで追加する。
タイトルに追番は不要。
カスタムプロンプトは500文字以内という制限があるため、あまり複雑な指示は詰め込めません。自分のブログで最も重要な骨子を抜き出して設定するのがポイントです。

プロンプトのポイント解説

このプロンプトには、いくつか意図的に入れている指示があります。

  1. 以下のフォーマットに従ってmarkdown形式で... 言わずもがなですが、ブログで使いやすいようにMarkdown形式を指定しています。

  2. 出力データはcodeブロックで囲みコピペしやすいようにしてください これが非常に重要です。NotebookLMが普通に応答を返してくると、見出し(#)などがうまくコピーできないことがあります。応答全体をコードブロックで囲んでもらうことで、書式を崩さずにそのままコピー&ペーストできるようになり、作業効率が格段に上がります。

  3. 引用の[]は不要です NotebookLMは、ソースのどこから情報を引用したかを示すために[1]のような番号を自動で挿入します。下書き段階ではこの番号は不要(むしろ邪魔)なので、あらかじめ出力しないように指示しています。

  4. ブログの基本構成を定義 # 文章のタイトルから始まる、自分のブログの基本テンプレートをそのまま貼り付けています。「こんにちは、たねやつです。」のような定型文も入れておくことで、AIが毎回忘れずに生成してくれます。

実際に使ってみる

この設定をした上で、NotebookLMに何かしらのソース(例えば、Web会議の議事録テキストや、あるツールについて調べたメモなど)を読み込ませて、「このソースを元にブログ記事を作成して」と指示するだけで、上記で定義したフォーマット通りの下書きがスルスルと生成されます。

あとは生成された下書きを元に、自分の言葉で肉付けや修正を加えていくだけで、あっという間に記事が完成します。素晴らしいですね!👏👏👏👏

最後に

今回は、NotebookLMのカスタムプロンプト機能を使って、ブログの下書き生成を効率化する方法をご紹介しました。

AIツールはそのまま使うだけでも便利ですが、少しだけ自分の使い方に合わせてカスタマイズすることで、その真価を発揮することがよくあります。皆さんもぜひ、ご自身のブログフォーマットに合わせた最強の「下書き生成マシン」を育ててみてください!