たねやつの木

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VORON 2.4 R2 ビルドログ (5 - Zドライブ組立)

こんにちは。たねやつです。

今回の記事では、Z軸のモーター部分を組み立て・取付していきます。

前の記事

前回の記事では3Dプリント部品にヒートセットインサートを埋め込んでいきました。

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作業

今回から細かいギアやプーリーの作業が増えて作業が本格的(?)になってきます👀

シャフトにプーリーを取り付ける

手順通りに作業していきます。

シャフトにプーリーを組み込み、イモネジで留めます。ケースに組み込んだ時に寸法通りでないと組み込めないのでちゃんと33mm測って取り付けます。

ここでプーリーのイモネジにネジロック剤を塗るように指示されていますがまだこの段階では塗らないでください!後でケースに嵌めてみてちゃんとハマることを確認出来てから塗ります。現段階では動かない程度の仮止めでOKです。

また、このイモネジは小さいので力をかけすぎで舐めてしまわないようにしましょう。可能であれば六角レンチのボールポイントでない方で締めてください。

手順通りにワッシャー、ベアリング、プーリーを取り付けていきます。再度ですがここでもまだネジロック剤は塗りません。

ベルトをかけてケースに組み込む

大きい方のプーリーに輪っかになっているベルトをかけてそのままケースに組み込みます。

最初プーリーの位置がおかしかったり、取り付ける部品があっていないとこの時点できちんとハマりません。再度手順をやり直します。キチンと収まったら手で回してみてベアリングが問題なく回るかチェックします。

ここまでチェック出来たら一旦ケースからプーリー部品を取り出し、イモネジにネジロック剤を塗っていきます。プーリーにイモネジが2個あると思いますが私は両方締まっている状態で切り欠きに当たっている方を外してネジロック剤塗布し締め付け → もう片方を外してネジロック剤を塗布して締め付けとしました。大きい方と小さい方のプーリー両方とも作業が必要です。

再度組み付けるときにベルトを忘れないようにしましょう。

モーターの組み立て

続けてZ軸用のモーターのシャフトにもプーリーをつけていきます。

モーターから10.7mmのところにプーリーの歯が来るようにセットしなければならないのですがぶっちゃけ適当でもいいです。後で先ほど作った部品と組み合わせた時に調整したほうが確実です。ここのプーリーも一旦ネジロック剤は塗りません。

他のパーツも組み付けて、先ほど作った部品と合わせてアルミフレームに取り付けます。まずは左手前の部分から作業します。

最初に作った部品のベルトに滑り込ませるように、モーター部品を取り付けて一旦ボルトで固定します。

ここでベルトとプーリーの位置関係をチェックします。ベルトが斜めになっていないか両方のプーリーの真ん中にベルトを持ってきて両側に余裕があるか等を確認して、問題なければ一旦モーター部品を取り外してプーリーのイモネジにネジロック剤を塗布して本締めしてください。付けたり外したりする作業が多くて面倒かもしれませんが、後々問題が発生するよりここでしっかり確認しておく方が楽なので頑張りましょう👀

再度取り付けた時にここの水色のボルトは仮締めよりも緩い状態にしてモーター部品が動くようにしておいてください。

ベルトにテンションをかける

最後にベルトのテンションをかけるためのテンショナーを装着 → テンションをかける → ボルトを固定していきます。

最後にゴム足部品をつけて一旦完成です。

ギアを手で動かしてみて連動して回るかどうかチェックしてみてください。

アイドラーを取り付ける

Z軸のベルトをかけるための部品を作成します。これは手順通りで簡単ですね。プーリーを吊るすためのボルトはそのまま3Dプリント部品にセルフタッピング的にねじ込まれて行きます。念のためアイドラープーリーとシャフトが接する部分にはシリコングリスを塗っておきましたがなくても大丈夫です。

くみ上げ終わったら向きを間違えないようにアルミフレームの上部に取り付けていきます。最悪向きが間違っててもあとから修正は簡単です。

ところでVORONの部品にはところどころこんな感じの怒り顔みたいな模様がついてますが何なんでしょうね、、、?コメントお待ちしてます👀

最後に

上記手順は1か所部分だけを進めていきましたがZ軸を動かす部分は4か所あるので同じ手順をあと3回リピートする必要があります。一つ一つやってもOKと思いますが面倒だったので最初に1個組み立てて手順を確認してから一気に3つ作っていくのが効率イイかと思います。同じ作業はまとめてやる方がミスも少なくて済みますからね!

次の記事

次回はNervermoreの組み立て取り付けとヒートベッドの取り付けです。