こんにちは。たねやつです。
今回の記事では、前回に引き続いてXYガントリーの作成を進めていきます。
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前回も同様にガントリーの作成を行いました。
X軸をフレームに乗せるための部品を作成
X軸のフレーム両端につける部品を作成します。特に難しい箇所はないので手順通りに進めればOKです。
この部分のアイドラープーリーを留めるボルトはプリント部品に直接締めこんでいくのであまり強く締めすぎないようにしてください。締結後プーリーを指で回して違和感なく回るかチェックしてください。
X軸の作成
リニアレールの取り付け
X軸を作成していきますが基本的にはアイドラー部品を作成した時と同じです。リニアレールとフレームの固定方法などに関してはZ軸を取り付けた時の手順を参考にしてください。
X軸に使うレールだけMGN12
というちょっと大きめのレールとなっています。
作成した部品の取り付け
フレームにTナットを取り付けて、最初に作った部品を取り付けます。
この部分のケーブルガイドはSB2209等のCAN通信用部品を使用する場合は不要です。今回のSIBOORキットではBigTreeTechのSB2209を使用するので取り付けません(キットにも付属してないです)。
これらの取り付けボルトはすべて仮締めの状態にして置く必要があります。X軸の位置調整をするため後々弄る必要があり、かつ本締めまでして乗せてしまうとY軸の移動をさせた時にフレームをゆがめてしまう可能性があります。
うまく説明できないですが、フレームを組んだ時と同様にガントリーも各所直角と平行を出す必要があります。後々調整していく時にこのボルトを調整しながら行うので現段階では部品が落っこちない程度の仮締めでOKです。
X軸とコの字フレームの合体
合体
いよいよ合体させていきます。最初にコの字フレームのをひっくり返してモーターの部分が上を向くようにします。X軸のフレームをアイドラー部品の方のレールブロックに乗せながらコの字フレームの上にセットします。
X軸両端の部品とコの字フレーム部分のブロックとボルトで締結します。
公式のガイドではこのタイミングでは2つしか締めないとありますが、ここに後々Y軸のエンドストップスイッチをつけるためです。SB2209でCAN通信化する場合はここにつかないので4本とも締めてOKです。ちなみに私は稼働後しばらくしてからココが締結できてないことに気づきました👀。問題なく稼働してたのですがこの辺りが緩み始めて気づきました…
あまりY軸方向に動かさないように
一旦組みあがったらXレールを前後に動かして問題なく動くかチェックしますが、この時一気に端から端まで動かしたりしないようにしてください。おそらく大抵の方はゆっくり動かすとコの字の開いている方に動かすについれてフレームが台形に歪み、モーター側には完全にくっつけることができないと思います👀
この辺りは後程修正する(というか今修正しても結局後で再度調整が必要になる)のであまり動かしてフレームに負担をかけないようにしましょう。
ちょっと後の状態ですが、吊り下げて調整が完了するとこんな感じでスムーズに動くようになります。
次の記事
次回は外形フレームにガントリーを吊り下げていきます。