たねやつの木

Photographs, Keyboards and Programming

バズった後の燃え尽き症候群? AIと考える、創作プレッシャーとの向き合い方

こんにちは、たねやつです。

少しばかり、燃え尽き症候群のような感覚に陥っている今日この頃です。ありがたいことに、このブログで書いた記事が何度かはてなブックマークで多くの方に読んでいただける、いわゆる「バズる」という経験をしました。

もちろん、それはとても嬉しく、光栄なことです。しかし、その成功体験が、いつの間にか「次は何を書けばあれを超えられるんだろう?」「もっとすごいものを書かなければ」という、重たいプレッシャーに変わってしまったのを感じています。

そんなことを考えても無意味だ、と頭では分かっているのに、どうしても思考の沼から抜け出せない。今日は、そんな私の内なる声に耳を傾け、この創作活動のプレッシャーとどう向き合っていくか、相棒のAIと一緒に考えてみたいと思います。

この記事のまとめ

  • 成功体験がプレッシャーとなり、燃え尽き症候群に似た症状を感じることがある。
  • 数字(PVやブクマ数)を追いかけるのではなく、自分が「書きたい」という初期衝動に立ち返ることが大切。
  • 完璧を目指さず、色々なテーマや粒度の記事を試すことで、プレッシャーを軽減し、書く楽しさを取り戻す。
  • 創作活動はマラソンのようなもの。時には休んだり、ペースを落とすことも次へのエネルギーになる。

プレッシャーの正体はなんだろう

そもそも、この息苦しいプレッシャーはどこから来るのでしょうか。

一つは、「数字」という分かりやすい指標に囚われてしまうこと。PV数やブックマーク数は、読者の反応が可視化されたもので、大きなモチベーションになります。しかし、一度高い数字を見てしまうと、それが基準になってしまい、無意識に「あの数字を下回ったら失敗だ」と自分を追い込んでしまうのかもしれません。

また、読者の期待に応えたいという気持ちも大きいでしょう。「面白い記事をありがとう」というコメントは本当に嬉しいものですが、それが「次も面白い記事を書かなければ」という責任感に変わってしまう。

これらが複雑に絡み合い、「書きたいから書く」という純粋な動機が、「評価されるために書く」という動機にすり替わってしまうのが、このプレッシャーの正体なのかもしれません。

AIと一緒に考える思考の緩和策

この思考のループを断ち切るために、いくつかのアプローチを試してみようと思います。

1. 「数字」から「感情」へ意識をシフトする

まずは、評価の軸を外部(数字)から内部(自分の感情)に戻す練習です。

「この記事はどれだけ読まれるか?」ではなく、「なぜ私はこの記事を書きたいと思ったのか?」「この記事を通して誰に何を伝えたいのか?」という原点に立ち返る。自分が書きたいという衝動、知的好奇心、誰かの役に立ちたいという気持ち。その感情こそが、ブログを始めた頃の原動力だったはずです。

2. 「完璧な記事」の呪いを解く

すべての記事が、構成も内容も完璧で、誰が見ても面白いものである必要はない。そう自分に言い聞かせることも大切です。

例えば、 - メモ書きのような短い記事 - まだ検証途中の実験的な記事 - うまくいかなかった失敗談

など、もっとハードルを下げたコンテンツがあってもいいはずです。100点満点の記事を1本書くプレッシャーよりも、60点の記事を気軽にアウトプットする方が、結果的に多くの発見や学びがあるかもしれません。

3. 「書かない」という選択肢を持つ

意外かもしれませんが、「書かない」勇気も必要です。

創作から意図的に離れ、インプットに徹する時間を作る。本を読んだり、映画を見たり、散歩をしたり。全く別の趣味に没頭するのもいいでしょう。一度PCを閉じて、ブログのことを忘れる時間を作ることで、心に余白が生まれ、また新鮮な気持ちで「書きたい」と思える日が来るはずです。

これからのブログとの向き合い方

では、具体的にどう行動していくか。いくつか方針を立ててみました。

1. 「ホームラン狙いの記事」と「ヒット狙いの記事」を分ける

毎回、特大ホームランを狙うから疲弊してしまいます。渾身の力を込めて書く「ホームラン狙いの記事」は、本当に書きたいテーマが見つかった時まで温存しておく。

それ以外の日は、日々の気づきや小さな発見を気軽に打つ「ヒット狙いの記事」を量産していく。この切り分けによって、精神的な負担はかなり軽くなるのではないでしょうか。

2. 新しいジャンルに挑戦する

同じ土俵で戦い続けるから、過去の自分と比較してしまいます。ならば、全く新しいジャンルに挑戦してみるのも一つの手です。

今まで書いたことのないテーマに挑戦すれば、そこには比較対象となる過去の自分はいません。すべてが新しい発見で、新鮮な楽しさがあるはずです。

3. 過去の自分をライバルにしない

これが一番難しいかもしれませんが、一番大切なことです。

過去の成功は、今の自分を縛るための足枷ではありません。それは紛れもなく自分の努力の証であり、自信の源となるべき財産です。昨日の自分より成長している必要なんてない。今日の自分が「書きたい」と思ったことを、今日の熱量で書く。その連続が、未来の自分を作っていくのだと信じたいです。

最後に

こうして自分の気持ちを書き出してみることで、少しだけ心が軽くなった気がします。プレッシャーを感じていたのは、それだけ真剣にブログと向き合っていた証拠なのかもしれません。

これからは、数字の呪縛から少しだけ自由になって、もっと自分の「書きたい」という気持ちに素直になろうと思います。創作は、本来楽しいものであるはずですから。

もし同じように、創作のプレッシャーに悩んでいる方がいたら、この記事が何か少しでもヒントになれば嬉しいです。